治療抵抗性統合失調症とは

2種類以上のクロザピン以外の抗精神病薬では十分な効果がなく、幻聴・幻覚などの状態が長引いている状態の病気です。
治療内容
当院では2016年11月から治療抵抗性統合失調症への治療として、クロザピン治療を行っています。
ただ、全ての方にこの治療が行なえる訳ではありません。
まず、説明を受けた患者さんご本人が治療することに同意をする必要があります。
糖尿病や心臓疾患などがある患者さんは、症状を悪化させる場合がある為、治療できません。
治療するにあたっても、無顆粒球症(白血球減少)などで発熱や心疾患などの副反応がでることがあるため、治療を始める前から入院をしてもらう必要がありますし、定期的な採血が必要です。
クロザピン治療は、適切な管理のもとで行えば、患者さんの生活の質を大きく向上させることが期待できます。