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院長挨拶

開院30周年に寄せて

 平成元年7月1日に大分丘の上病院は開院し、今年7月で早30周年目になりました。
 大分市が生まれ故郷とは言いながら、私は久留米大学に勤めたままで、大分市の医療機関に一度も勤めることはなく、無名のままこの竹中の地に病院を建てて開院しました。今思えば無茶なことをしたものです。
 開業当時は自宅が出来るまでの4カ月間、家族で病院の当直室に住んで診療に当たりました。
 児童思春期精神医療を特徴として始めましたが、受診した患者さんは不登校から摂食障害、複雑性PTSD、境界例と難しい疾患に広がっていきました。また児童思春期は約2割で、多くは大人と高齢者で、統合失調症、うつ病、ストレス関連障害、アルコール症、認知症の治療にも取り組んできました。
 開院前に当時世界一の精神科病院と言われていたアメリカ メニンガークリニックに行き研修を受け、そこで見てきた精神科医療をモデルとしてやってきました。しかし、スタッフはメニンガーを知らず、まさに手探りで力動的精神医療、チーム医療、集団療法を模索してきました。
 この30年間の間に、不登校、引きこもり治療、拒食症過食症の複合的集団精神医療コスモスの会・その本の出版、NHKテレビ情報ボックスのコメンテーター、ストレスケア思春期病棟の新設、地域生活サポートステーションの設立、電子カルテの導入、日本医療機能評価機構取得、アルコール症リハビリテーションプログラムARP、デイケアでのリワークプログラム、治療抵抗性統合失調症のクロザリル治療、風の丘公園、外来棟新設などを行ってきました。大分丘の上病院はそれなりの特徴ある病院になれたと思っています。
 本当に多彩で苦労を含めて思い出多い30年間だったと思います。
 多くの方々の支援があって歴史を重ねる事が出来ました。この30年間で受診された患者さんは約15,000人となりました。ここまでやってこれたのは苦労を厭わない心ある職員が一緒について来てくれたことと、何より患者さんが当院を支持してくれたからだと思います。
 来年、平成が終り、新しい元号が始まります。少子高齢化、人口減少、人手不足の時代が既に来ており、今後の医療は大変であろうと思います。しかし大分丘の上病院は常に心痛める人の側に居て、「癒しと再生」を提供し続けます。
 皆様には、30年間のご支援に感謝申し上げますと共に、今後も引き続き、ご支援の程なにとぞよろしくお願い致します。

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